2026年8月にMicrosoft公式のPower BI向けの試験、PL-300を受験し、合格できました。本記事では合格までの道のりや学習のポイントをお伝えします。
本記事は「未経験から合格するため」ではなく「中級者が合格するため」という点をご承知おきください。
筆者はIT未経験ではなく、実務経験を積んできたエンジニアです。
PL-300試験の概要
PL-300はMicrosoftが主催する試験で、提供するBIツール「Power BI」を活用したデータ分析・可視化のスキルを証明する認定を受けられます。
データエンジニアやアナリストとして業務する方におすすめの試験です。
| 正式名称 | Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate |
| 略号 | PL-300 |
| 実施時期 | いつでも受験可能 |
| 受験費用 | 23,000円 |
| 試験時間 | 100分 |
| 試験内容 | データの準備 (25 - 30%) データのモデル化 (25 - 30%) データの視覚化と分析 (25 - 30%) Power BI の管理とセキュリティ保護 (15–20%) |
Power BIにおけるデータソースの準備、データの利活用、データの可視化といった内容を問われる試験となっています。
Power BIの知見はもちろんですが、一般的なデータベース、Entra ID等の知識があると、学習量を減らせるでしょう。
筆者の経験と学習時間
筆者の業務経験として以下がありました。
- インフラエンジニア 5年
- セキュリティエンジニア 1年
- セールスエンジニア 2年
各業務においてPower BIを利用することがありました。
生成AIと協力しながら、自身でレポートを作ったり、他者が開発したレポートの修正作業をしたり、ということをできるぐらいのレベルです。
そのため、RLSやDAX、Power Query、Entraなど学習に必要な要素はある程度、前提知識として備わっていたように思います。
トータルの学習時間は記録していたものを集計すると40時間でした。
もっと短い時間で取れる方も多いでしょう。
合格点は700/1000点ですが、筆者は800点で合格しました。
社会人になると学習時間の確保が一番難しいですね、、
学習時間は基本的に電車内や休憩時間での問題演習が基本でした。
PL-300の学習方法
筆者がやったのは主に2つです。
Udemy
Udemyで以下のコースを購入して学習しました。
【徹底対策 360問】PL-300 本番模試+カテゴリ別問題集【最新】
セール期間中に買うのがおすすめです。
こちらを演習モードで隙間時間に解きまくり、90%以上を安定して正解できるよう繰り返しました。
設問数が多く、内容や解説も充実しているので、学習教材としてとても有効でした。
ただし、スマホだとDAXやM言語の可読性がどうしても悪くなってしまう問題があるので、そこを受け入れる必要があります。
Microsoft公式の練習問題
こちらもかなり利用しました。
Microsoftが本番さながらの問題を無料で用意してくれています。上記のUdemyにお金をかけたくない人はこちらだけでも良いかもしれません。
無料の練習用評価を受ける
本番と同等の難易度、問題数で学習できるので、本番前に最低一度は取り組んでみましょう。
一度の出題で50問ですが、50問の内容が毎回少しずつ変わるので、何度か繰り返して、たくさんの問題に慣れることをおすすめします。
私はUdemyと合わせて400問以上の問題で慣れたことで、本番も対応できました!
PL-300に合格するために有効だった行動
以下の行動は特に有効だったと思うので参考にしてみてください。
学習時:各選択肢を吟味する
上記のUdemyや練習問題を解きつつ、問題文や解説の意味がわからないものは積極的に生成AIに投げて確認しました。
「これってどういう意味?」「この問題は何を聞きたいの?」
生成AIによる協力が大きいと思えるのは、実際にテーブルや列を作ってもらう作業です。
DAXやM言語を使用すると、テーブルの作成や列の抽出、並べ替え等が行われます。
それをイメージできていないと、なかなか理解も進みません。
生成AIに「ID、商品名、金額の列があるテーブルで・・」のように簡単なサンプルを作ってもらいながら式について解説してもらいましょう。
学習時:画像検索
実際にPower BI Desktop等で操作をしながら学習できるのが一番ですが、スマホで問題を解いているだけだと、なかなかそうもいかないケースがあります。
そんな時は画像検索に助けられました。
「ツリーマップってどんなグラフ?」というのは生成AIに画像を作ってもらうより「Power BI ツリーマップ」と検索して実際の画像を見る方がイメージが高まります。
ビジュアル化のところでは特に役立つので、ぜひやってみてください。
学習時:実際にPower BI DesktopやService操作する
実践で使えるようにすることを考えるのであれば、やはり手を動かしながら習得できる方が効果的です。
「なぜRLSを作るのに先にロールの定義がいるんだろう」「列のプロファイルはどんな値が表示されるんだろう」
百聞は一見にしかずですが、百見は一操作にしかずです。
手を動かせる環境があるなら、実際にやってみることをおすすめします。
学習時:業務で利用するならどうなるかをイメージする
業務で使っていなかった知識が問題演習の中で登場したら、「今の業務に活用できないか?」を考えてみましょう。
筆者の場合は、RLSのロールを複数兼ねる場合や、nullの排除等が役立ちました。
試験中:時間配分に注意
設問数が多いことや、問題パターンがいくつかあるので注意です。
文字数も多いですが、よく読むようにしてください。
それから日本語がよくわからない時は、英文に切り替えて読むと理解できるケースがあります。
いつでも切り替えられるので、日本語として破綻しているようなケースでは切り替えて読める程度の英語力があると安心です。
まとめ
筆者がPL-300に合格するまでの道のりと、合格に向けたポイントを解説しました。
同様の状況の方が今後の受験に役立てていただけたら幸いです!
今後も様々な資格にチャレンジして行くので、ぜひ参考にしてください。
